光みちあふれているのに
どうして空がこんなに恋しいのだろう
どうして生きることはこんなに辛いのだろう
この地は 光みちあふれているのに
やさしくささやいてくれているのに
どうして生きることはこんなに辛いのだろう
この地は 光みちあふれているのに
やさしくささやいてくれているのに
ああ キラキラと乱反射する 舞う
ふりそそぐ みちる
やさしさ 命 こころ
つつまれる
生じてくる この実感 このしあわせ
この存在 このはげまし
それなのに
どうして空がこんなに恋しいのだろう
どうして生きることはこんなに辛いのだろう
いつまでもいつまでも
悶々とする僕のこころ
悲しみにみちる僕のこころ
(詩集・・・「月の夜の詩」より)